羊の水海

エッセイ

2020年8月13日

眼鏡と無気力人間

 先週末あたり小説執筆の進捗が良いなと感じていたけれど、三日坊主で頓挫してしまっていた。どうしても仕事を間に挟むと鬱が溜まってしまい、何もできなくなってしまうみたいだ。お盆休みに入り、今は仕事は休日なのだけれども、何もする気が起きずひたすら雀魂をしていた。

 雀魂をするまでは麻雀自体今まで生きてきてやったことはなかった。しかしなぜかハマってしまい、延々とプレイしてしまっている。僕はこういう頭をなんとなく使いつつだらだらと行うことができるゲームで現実逃避をしがちなのだ。大学生の時はWindowsにプリインストールされているソリティアとかハーツとかマインスイーパーをぼぅと一曲の音楽を無限リピートさせながら朝までやっていたりした。他にもゴッドフィールドだとかFLASHのクロスワードパズル(FLASHだからかほぼ同じ単語しか出現しない)、あとはハースストーンのバトルグラウンドやApexLegendsなんかでも現実逃避をしていた。

 昨日は一日中雀魂をしてしまってこのままではいけないと思い、就寝前にPCのhostsを書き換えて雀魂にアクセスできないようにしておいた。
 これで僕を妨げるものは存在しないと思っていたけれど今日も何もできなかった。

 今日は日中は街中にショッピングに出掛けた。ショッピングモールで使用できる一万円分の商品券を持っていたのでそれで何かを買おうと思ったのだ。初めはノートPCに繋げるための外部ディプレイとキーボードやマウスを商品券+現金で購入しようかなと思って見ていた。物色しているうちに、僕のやりたいのはただの文章執筆なので外部ディスプレイに映したいものなんてないなと思い始めてしまって、そうなるとキーボードもマウスも必要なくなって急にいらなくなってしまった。
 プリンターを持っていなかったので見に行ったけれども、昨今のテレワーク需要のせいかプリンターは高価なものを除き全て在庫がなくなっていた。

 何を買えば良いのかと喫茶店でアイスティーを飲みながら考えていた。大人になると自由に使える金は増えたのに欲しいものが無くなってしまったなと思う。子供の頃は目に付くもの全てに興味が溢れ出てたくさんのものを欲しがっていたのに。

 アイスティーを半分以上飲んだところで、そういえば眼鏡を新調したいなと何ヶ月か前に思っていたことを思い出した。僕は眼鏡をぞんざいに扱ってしまう性格で、今付けている眼鏡は、眼鏡のつるの根元の金具の箇所がちょっと曲がっていて、つるが斜めになってしまっている。まあ別に使って見た感じ問題ないからと眼鏡屋に持って行くことなくずっと使い続けている。ちなみにこれは僕がソファに眼鏡を置いて、そして置いたことを忘れてその上に座ったからこんな状態になった。
 それとは別にこの頃、目の奥が頻繁に痛む。おそらく僕の使っているMacbookAirのRetinaディスプレイが綺麗すぎて僕の目にダメージを与えているのだろう。

 そう考えているとブルーライトカット対応の眼鏡を購入したいという意欲が沸沸と湧いて、僕の商品券は眼鏡になった。最近流行ってそうなメタルで細くて丸くておしゃれな眼鏡を買った。目が悪くてレンズが特注になるとのことでまだ眼鏡は受け取っていないのだけれど、レンズの厚みをケチって初期状態のままにしたからお洒落な細い眼鏡に分厚いレンズが付いてかなり不細工な出来上がりになるのではと冷や冷やしている。日常生活でも使いたいのでブルーライトカットのカット率は最小限にした。
 普段はコンタクトレンズなので仕事場ではノーガードだけれども家でRetinaディスプレイを見る時に負荷が減るだけで大分マシになるだろう。

 他にもブルーライトカットの対策をしようとPCやタブレット、スマホ等の全ての端末のNight Shiftやら夜間モードやらを常時オンにしておいた。これでもしかしたら僕が長い間苦しんでいた目の痛みや頭痛が減るのかもしれない。効果があったら、詳しくまとめて宣伝しようかと思う。

 ショッピングを終了させて夕方近くで帰路に着いたわけなのだが、そのあとは前述の通り何もしていない。
 雀魂をやらなくなれば文章執筆するだろうと思っていたのだけれども、僕の根本的な所に何かエラーがあるのだろう。

 思い返してみれば、僕はなんとなくで生きてきていたのだと思う。小学中学高校と真面目に宿題をやったことも無いし、勉強をする日課もなかった。試験勉強も前日の一夜漬けで乗り越えられたし、大学の受験勉強も現役の時は学校の講習以外ではしていない。浪人している時は宅浪だったし流石にやらなければと思って勉強していたけれど、ほぼインターネットをしていて他の浪人生の半分もできていなかったように思う。運が良かったのかそれでも今まで生きて来られた。学生時代は部活も入ってはいなく、帰宅部だった。

 小学生の時には漫画家になりたくて絵を描いていたけれど、いつの間にか描かなくなっていた。中学生の時にアコースティックギターを買ったけれど、すぐに部屋のインテリアになった。

 要するに僕は何かを積み重ねていく努力を今までにしたことがなく何かに熱中して本気になったことも無いのだ。いつもあらゆることをその場凌ぎでなあなあと済ませて難しい局面になると放棄して、そしてそのまま歳をとってしまったから努力をするということも本気の出し方もわからないまま無気力な人間になってしまったのだろう。

 このままではいけない。この腐った性根をどうにかしなければ小説を完成させる云々の前にただの屑に成り下がってしまい、人生的にも堕落して行くのだろう。自分というものを、人生というものを今一度考えた方がいいのかもしれない。

 現実問題、小説を書いている間は楽しいのだけれど、無気力人間なので取り掛かり始めるのに時間がかかってしまう。一旦自分のスケジュールを見直すところから始めた方がいいのかもしれない。

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